30年以上前の働き方は、一流大学を出て一流企業に入社して、無事定年まで働く終身雇用のレールに乗ることが、働く上での成功者と見なされていた。
多くの人がそう思っていたし、私もそう思っていたが、現在は少し変わっている。
日本を代表する大手企業のリストラ等で、従来のホワイトカラーと言われた人たちが、企業から途中下車の様に降ろされる会社員が増えてきたからだ。
日本の大学進学率は、団塊世代(昭和20年~24年後頃の世代)から戦後の高度成長経済の波に乗り、
昭和47年頃には大学進学率が短大を含めて20%を超えとなり受験戦争が始まった。
その後の、大学進学率は男子生徒は大きくは伸び悩み女子の進学率が急激に伸びてきた。
こうして、大学受験がエスカレートし昭和49年(1974年)頃になると、大学進学率は25%を超え。
平成6年(1994年)頃まで20%台が続き30%の大台を超えた。
その後の世代人口は少子高齢化の流れで、どんどん減少して行く中で、逆に大学数も増加を辿り大学進学率を後押しするようになった。
平成21年(2009年)には、大学進学率も50%を超えた。
大学の数は、1980年私立大学数が319校からどんどん増えて、令和元年で607校まで増えている。
何を言いたいかって、30年前に比べたら少子化で尚且大学数が増えていることは、易化していることだ。
ただ、大学を出たからと言って、みんなが満足のゆく企業や職業につける訳でもない。
また、大学全入と言われる中で、学生の学力がどこまで担保できているかも疑問だ。
なぜなら、一流の大学を含めて多くの大学には学力不問のAO入試や、指定校推薦で入学している生徒が50%以上。
大学によっては、一般受験が20%以下の大学も多くある。
名門で名前の知れた難関大学や準難関大学も同様に50%程が一般受験以外で入学している。
有名私立大学は、大学のブランディングを確立して多くの学生を一流企業に排出し、一層ブランディングを強化している。
中堅以下の大学は、少子化と大学数の激増等で優秀な学生を獲得しにくくなり、ますます優良企業へ学生を送り出すことが少なくなってきている。
就活時のエントリー時点で企業がフィルターにかけ、面接にまでもたどり着けないことだ。やはり、一流大学のネームバリューは今も昔も強いのは明らかな事実である。
ただ、一流企業に就職=成功者、幸せとは言えない。職業選択や働き方の価値観の多様化だ。