
デジタルマーケティングとは、デジタル技術を活用したマーケティングのこと
伝統的な旧来のマーケティング手法とは思考が異なっている。ITの進歩に伴って様々なデータを活用し統合してデータを取り扱っている最新のマーケティングである。
マーケティングとは売り上げを上げる仕組みの事で、マーケティングの神様であるマイケル・ポーター(アメリカの経営学者でハーバード大学経営大学院教授)が究極的にはセールスを必要としないのが理想と語っている。
デジタルマーケティングの具体的な活用例として、PCサイト、モバイルサイト、ECサイト、動画、WEB広告、SEO対策、SNS、マーケティングオートメーションやチャットポット等各種デジタルツールを使用している。
従来のマーケティングでは、様々な名簿からDM発送、ポスティングや駅前でのチラシ作戦やテレアポなど、その効果の検証はかなりアバウトなものであった。
例えば、学習塾の場合ポスティングの効果は1万枚で1件問合せ、新聞折り込みは1,000枚に1件の問合せと言われてきたようなアバウトな集計である。
デジタルマーケティングの世界では、Webサイトへのアクセス情報やWebサイト上での行動履歴情報、問い合わせの状況をデータでとらえる事ができ、効果の検証が容易になった点にある。
デジタルマーケティングは、従来のWebマーケティングを含んだ概念となっている。それぞれの検証基準となる指標(KPI)が異なる。
Webマーケティングの指標・・・セッション数、コンバージョン率、注文 単価、LTV(生涯顧客価値)等
デジタルマーケティング・・・・売上高、ユーザー数、顧客数、継続率、アクティブ率、ブランド想起率等
アクティブ率は、顧客が活動しているかどうかで、配信したメールマガジンが開封されているかどうか。開封されている場合はアクティブで、開封されていない場合は休眠顧客と言える。
ブランド想起率は、ブランド認知度の事である。顧客の状況が認知できるまでのデータで分かることができる。
マーケティングで大切なのは、顧客の購買プロセスである。購買プロセスの過程には様々なパターンがある。時代の流れに沿って進化している。
顧客の購買過程で有名なのがAIDMA(アイドマ)である。
これは、次のフローチャートとなっている。
Attention(気づき)⇒Interrest(興味)⇒欲求(Desire)⇒記憶
(Memory)⇒ACTION(購入)
デジタルマーケティングはAISCEAS(アイシーズ)である。
Attention(気付き)⇒Interest(興味)⇒Search(検索)⇒Comparison(比較)⇒Examination(検討)⇒Action(購入)⇒Share(共有)
従来の、マーケティングと違うところが、検索の次が比較⇒検討となっている。この2つの段階が違うところである。